将棋の四間飛車戦法は2つの特徴あり。【習得してライバルに圧倒】
⇒本記事ではこんな疑問を解決します。
そこで、本記事を読んで頂ければ、
また、本記事の信憑性は以下の通りになっています。
・本記事は将棋の専門家である方々の出版されている書籍を参考元として作成しています。(詳細は最後の【参考文献】に記載しています。)
将棋の四間飛車戦法は2つの特徴あり。

将棋において、四間飛車戦法とは2つの特徴があります。その特徴とは以下の2つです。
(2)四間飛車戦法は【柔軟性の高い戦法】
まぁ、いきなりこんなことを言われても、よく分かりませので、それぞれ、1つずつ解説していきましょう・・・
(1)四間飛車戦法は【カウンター戦法】
まず、大前提ですが将棋において四間飛車戦法は【カウンター戦法】です。
ごく稀に例外の対局がありますが、おおくの場合は居飛車側からの攻撃を待った後に、攻撃を展開させていきます。
なので、基本的には自分からは積極的に攻めず、先に自陣を進展させる事を考えましょう。
持久戦なら、ワンチャン【カウンター戦法】でない時があるかも。
わたしの場合は、7年の将棋歴のなかで、四間飛車戦法を将棋の対局で採用した際に、カウンターの形で対局が進まなかった事が何度かありました。
(多分、片手で数えれるくらいかな・・・)
そして、それらの対局を振り返ってみると、確かに全て持久戦での対局だったと思います。
更に、私が読んだことのある文献にも同じような意味を示す文言がありました。
(2)四間飛車戦法は【柔軟性の高い戦法】である
四間飛車戦法は急戦or持久戦でも、様々なケースを想定し、対策が施された戦法です。
ここで、具体的な例を実体験を元に少し深掘りしてみましょう。
【体験談】:藤井システムの具体例に。
今から4年ほど前のことでしょうか。練習として、友人と将棋の対局の約束をしていました。
その対局が始まる前から私は、四間飛車戦法を指すと決めていました。そして、実際に対局がはじまってから思っていた通りに対局は進んでいました。
途中までは、私の想定内の展開だったので、特に何も問題なしでした・・・
しかし、ある程度囲いが終わりそうだった時です。
なんと、対局相手が囲いを穴熊囲いに途中から切り替えて、囲い始めたのです。
正直、少し焦りました(笑)なぜなら、穴熊囲いが完成すると、崩すのが大変になるからです。
そこで私は、絶対に穴熊囲いを完成させたくなかったので、戦法を普通の四間飛車戦法から藤井システムにチェンジさせました。
藤井システムは、絶対に穴熊囲いを完成させたくない時には、非常に有効とされています。
【結論】:相手の穴熊囲いが完成する前に大優勢になりました。
対局の流れを見ながら、四間飛車戦法から藤井システムにチェンジさせた結果、その対局は圧倒的優勢になりました。
じっさいに、過去の私の経験でこの様な事がありました。
この体験談は四間飛車戦法⇒藤井システムに戦法を変えた事が、要因になって勝利する事が出来た対局だったと言えると思います。
将棋の四間飛車戦法【組み方・攻め方】
つぎに、以下の2つの項目について、ここでは解説していきたいと思います。
(2)四間飛車戦法の攻め方⇒【急戦or持久戦の時で異なる】
では、それぞれ、いきましょう。
(1)四間飛車戦法の組み方⇒【3つのPointあり】
将棋の四間飛車戦法を採用する際に、実際の組み方手順として【以下の3つのPoint】があります。
②角頭をカバーする
③飛車を四間に振る
①自分から攻めず自陣の囲いを進展させる
四間飛車戦法は、基本的に自分から攻める事はありません。
ですので、四間飛車戦法を採用した将棋の対局において、とくに序盤~中盤に関しては自陣の囲いを進展させることが重要になります。
どの囲いを使えば良いの?
四間飛車戦法の時には、美濃囲いを採用しましょう。
なぜなら、四間飛車戦法の時には美濃囲いを使う事が一般的になっているからです。
わたしも、四間飛車戦法を採用した将棋の対局の場合はほとんど美濃囲いで囲っていますよ。
そして、7年の間で困った事はほとんどありません。
②角頭をカバーする
四間飛車戦法を採用しているときには、角頭をカバーしながら組んでいきましょう。
もし、この角頭をカバーしないままで自陣を組んでいくと、相手が上級者であれば確実にそこを突いてくるでしょうね。
そして、最終的には対局に負けて悔しい思いをしてしまう事になりますね・・・・
角頭は銀将でカバーすることが一般的です。
将棋において、角頭は銀将でカバーすることが一般的ですね。
角頭をカバーする必要があると、分かっても具体的にどういう風にカバーすれば良いか分からない方は、銀将を使ってカバーしてみてください。
最も失敗することがないと思います。
③飛車を四間に振る
四間飛車戦法と、いうくらいなので当然ですが飛車を四間に振りましょう。
飛車を四間に振ることが出来たら四間飛車戦法の組み方はとりあえず大丈夫です。
(2)四間飛車戦法の攻め方⇒【急戦or持久戦の時で異なる】
将棋の対局において四間飛車戦法の攻め方は、急戦or持久戦の時で異異なり、詳細は以下の通りです。
②持久戦⇒【4四銀から攻撃展開】
①急戦⇒【角道を止める】
将棋の四間飛車戦法を採用していて、急戦になった時は、角道を止める事が重要です。
もし、急戦の時に角交換をしてしまうと、常に角の打ち込み場所に気を付けながら対局を進めないといけなくなります。
わざわざ、そんな事をする必要はありませんので、角道を必ず止めましょう。
角打ちに警戒が必要なのは、相手も同じじゃないの?
と、感じる方もいるでしょう。確かにそうです。
しかし、それでも角交換を避ける方が得策です。
(⇒これが超重要です。)
2筋の飛車先を伸ばされている時はそこから、一気に突破されてしまいます。
さらに、先程の角打ちの警戒をする必要があるので、四間飛車の時に角交換は基本的に不利になりそうですね・・・
(【角交換四間飛車戦法】というものもあるので、一概には言えませんが・・・)
②持久戦⇒【4四銀からの攻撃展開】
持久戦の場合は、4四銀からじっくり攻撃を展開させる事が重要です。
相手玉がこちらより堅い場合は、単純な大駒の捌き合いでの将棋では、最終的に玉の囲いが堅い方が勝ちやすいです。
そこで、それを回避させるために4四銀から盛り上げる攻撃展開が良いとされています。
そうする事で、相手玉を粉砕出来る様になります。
将棋の四間飛車戦法【受け方対策】
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次に、ここでは将棋の四間飛車戦法の受け方対策について解説していきたいと思います。
【5五角】に対策必須(玉のコビンが要注意)
将棋の四間飛車戦法の受け方対策として【5五角】に対策が必須になります。
おそらく、美濃囲いを崩す定跡として非常に有名な手筋なので、詳しいせつめいはあまり必要ないと思います。
【理想の受け方対策】:高美濃囲いに変形
四間飛車戦法+美濃囲いの対局において5五角の筋から玉のコビンに桂馬の手筋がある場合は、高美濃囲いに変形する事が最も理想的な受け方対策ですかね。
もちろん、対局の展開によっては美濃囲いのままで居た方が良いケースもありますのでご注意を・・・
【コツは2つ】:将棋の四間飛車戦法を習得するには。
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(2)実際に対局で経験を積む
上記の2つがコツです、解説しましょう。
(1)書籍や本で知識を蓄える
(1)に関しては、もう大丈夫です。あなたが特に気にする必要はありませんよ。
安心して下ださい。
【私が実際に使った文献で勉強すればOK】です。
なぜなら、私が将棋の四間飛車戦法を勉強する為に実際に使った文献を使えば良いと考えているからです。
また、それらの文献については、参考文献をどうぞ。
(2)実際に対局で経験を積む
ですので、書籍や本で知識を蓄えたら、ガンガン使って行きましょう。
四間飛車戦法の経験を積むなら、ネットがおすすめ
将棋の四間飛車戦法の経験を積むなら、ネットでの対局がおすすめ。
百聞は一見にしかず。。。。
やはり、全く経験が無い中では自分の課題点を見つけることも出来ないと思います。
そこで、より沢山の経験を積むためには、時間・場所を選ばないネットでの対局が最適なのではないかと考えられますよね。
参考文献
今回、本記事を作成するにあたって参考文献として以下の文献を使わせて頂き居ました。
(1)【将棋・基本戦法まるわかり事典 振り飛車編】 著者:安用寺 孝功
将棋の四間飛車戦法の概要・攻め方などの勉強として。
(2)【これだけで勝てる四間飛車のコツ】 著者:大平 武洋
将棋の四間飛車の攻め方受け方対策・攻め方などの勉強として。
(3)【四間飛車名局集 2】 解説:鈴木 大介
将棋の四間飛車戦法の実際の対局例確認として。