将棋の穴熊戦法とは?60回以上の使用歴で判明。たった1つの注意点
あなたは将棋の穴熊戦法とは?と感じていると思います。
穴熊囲いと名前は聞いたことはあるけど詳細はよく分からないという状態ですかね。
更に細分化するなら穴熊は堅い囲いなの?と疑問を抱いていたり組み方の手順や崩し方が知りたいと思っているかもしれませんね。
そこで本記事は以下の内容で情報をお届けしていきたいと思います。
将棋の穴熊戦法について
・堅さは一番なのか
・組み方の手順1つのコツと具体的な崩し方
・メリットとデメリット
・実は皆知らないたった1つの注意点
将棋の穴熊戦法とはどんな囲いなのか
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将棋の穴熊戦法とはどんな囲いなのか?知りたいでよね
特に気になる事として何がありますか?
まずはあなたの気になる事を明確化していきましょう。
穴熊はやはり堅い囲いなのか
多くの方が穴熊は堅い囲いなのかという疑問をもつのではないでしょうか?
私は将棋を始めたばかりの初心者の頃は穴熊という囲いが1番堅い囲いであると多くの方に教わってきました。
特に親戚のおじさんや父親には耳にたこができる程聞かされて正直うんざりしていた過去があります。
あなたも穴熊が1番堅い!!と聞かされた事があるのではないでしょうか??
では実際の所はどうなのか?
その当たりも後ほど解説させて頂きます。
実は穴熊囲いは複数種類ある
実は簡単に穴熊といっても複数種類の種類があるんですよ。
私は複数の穴熊の種類に対してはほとんど使って来ました。ですのでだいたいそれぞれの囲いについては分ります。
そして私の経験から述べさせて頂きますね。
実際の対局で使うものは限られています。ですので更に言うならよく使う種類だけをまずは理解するべきですね。
では、、
良く使われる穴熊囲いの種類は何なのか?と思いますよね。
まずは使用頻度が高い種類から紹介させて頂きます。
囲い方の手順が若干難しい印象
穴熊戦法を採用して囲いを組む場合は手順が若干難しい印象があります。
なぜならたった1つだけコツがあるからです。
実は私もつい最近までは知りませんでした。
具体的にどういう事なのかは後から説明しますが意外に重要な事なんですよね。。。
相手が穴熊囲い時の崩し方が気になりませんか?
相手が穴熊囲い時の崩し方が気になる方は多いと思います。
穴熊囲いは堅さが特徴として多くの方に知られています。
ですので実際に相手が採用した際には崩し方を知っておく必要があると思いませんか?
過去に対局の中で穴熊を使われた事がありました。
当時は具体的な穴熊の崩し方が全く分らなかったので相手が穴熊に囲いはじめた時に崩し方のイメージが湧かなかったんですよね。
結果は当然ながら完敗でした。
そして二度と同じ負け方をしない様に崩し方の研究をしてみました。
すると効果的な1つの崩し方を見つけたんですよ。
その効果的な崩し方もしっかり公開していきます。
将棋で穴熊戦法を採用した時のメリット・デメリット
穴熊戦法にはメリット・デメリットがそれぞれあります。
穴熊のメリット・デメリットに関しては多くの方が知っているのではないでしょうか?
特に実際に穴熊囲いを使用した事がある方は肌身で感じていますよね。
私も今で数え切れない程穴熊囲いを採用して来てるので本当に共感が出来るんですよね・・・
しかし実は多くの方が意外に知らない事もあるんですよ。
今回はそんな特別情報も公開しますね。
将棋の穴熊戦法は基本的に5種類

厳密に言うともっと多くの種類があります。しかし一般的な将棋で使用頻度が多いと思う穴熊囲いの種類はあらかたは以下の5種類だと思います。
以下の5種類以外は実際にはほとんど使った事も、使われた事もないです。
ですので今回は以下の5種類について紹介させてい頂きたいと思います。
一般的な穴熊
穴熊囲いの中でも最も使用頻度高い印象があります。
私は今まで将棋で相手が穴熊を採用してきた対局をピックアップしてみると7割くらいはこの一般的な穴熊だったからですね。
そして恐らくですがあなたも一般的な穴熊囲いを1番使った事があるのではないですか?
更に言えば過去に何度も穴熊を採用してきた相手と対局したことがある方は少し振り返ってみてください。
あなたの過去の経験から振り返ってみてもこの一般的な穴熊囲いが多くないですか?
だからこそ使用頻度が最も高い印象があるんですよね。
ビッグ4
ビッグ4なのら
居飛車穴熊以上に組むのに手数がかかるのら、でもでもそのおかげですっごーく硬い囲いになってるのら!
完成したらこずぴぃのディソードでも壊せるか怪しいのら…。pic.twitter.com/vx6TxZuEnx— 将棋の囲いを呟くこずぴぃbot (@kozupi_bot) June 25, 2019
穴熊囲いの中でも最大の堅さを誇っていると思います。
その理由は以下の2つあります。
- 王将の守り駒が金銀4枚ある
- 穴熊の弱点である端攻めに対応可能
まず王将の周りで守りの役割を担っている守り駒が金銀が合わせて4枚で成り立っていますよね。
穴熊囲いに限らず将棋いおいて王将の守り駒に4枚も使う囲いは比較的に少ないと思いませんか?
私は4枚の守り駒を使う囲いはビッグ4以外にはあまり知らないんですよね。。。
そしてビッグ4の場合は穴熊の唯一の弱点である端攻めへの対策もしっかり施されています。
その対策とは桂馬が跳ねる場所を銀将であらかじめ埋めているという事ですね。
例えば、、
桂馬が跳ねて来て端攻めに拍車が掛かってしまい最終的に崩されるという事はありませんか?
きっと穴熊を崩された事がある方は共感して頂けると思います。
ですがこのビッグ4の場合は端攻めへの対策が施されているので端攻めで崩される事が一気に減少するんですよ。
- 王将の守り駒が金銀4枚ある
- 穴熊の弱点である端攻めに対応可能
どうですか?
多少なりとは納得して頂けるのではないでしょうか?
上記の2つの理由からビッグ4は穴熊囲いの中でも最大の堅さを誇っているのではないかと考える事が出来る訳なんですよ。
松尾流穴熊
https://t.co/odR3jdMprg
かなきち道場 120手目松尾流穴熊 pic.twitter.com/x9rvAjy34W
— 木村秀利 (@q53AYsmBorYaSxW) June 12, 2019
穴熊囲いの種類の中でも比較的に堅い囲いです。
とはいえ流石にビッグ4には劣ってしまうのではないかと思います。
ただビッグ4より優れていると思う点が1つあります。
それは横からの責めに受けが効くという事ですね。
ビッグ4では一段での駒が少なくて守りが薄くなっている印象があります。
そして実際にもビッグ4を採用していたにもか関わらず崩されてしまう時はほとんどが横からの攻めが原因である事がほとんどです。
ですが松尾龍穴熊囲いに関しては一段での守りがビッグ4と比較しても堅くなっているので横からの攻めで崩される事は圧倒的に低いです。
私が実際に使ってその差は肌身で感じているんですよね。。
だからこそ横からの攻めに受けが効くと言える訳ですね。
銀冠穴熊
( ^θ^)この銀打ちが悪手。
咎めて銀冠穴熊粉砕した。
実質四段。https://t.co/7jzt3JqLzz pic.twitter.com/V1S8T6BQI6— かりんちゃん (@5MnutuHWcw3sPco) June 20, 2019
穴熊囲いの中では割と堅さが劣る印象があります。
(とはいえ穴熊なので堅い部類には入る)
理由は駒の打ち込み箇所が多いからですね。
銀冠穴熊囲いを初めて知った時に囲い自体に隙が多いように感じました。
そして銀冠穴熊を何度も使ってみると分ります。
やはり相手に駒を打ち込まれて攻撃を展開される事が多いです。
ちなみに私の体感では特に角行を手駒に相手が持っている場合は打ち込みを受ける率が高い様な印象がありますね。
ですので序盤で角交換を行なっている対局では避けた方が良いと思いますよ。
2枚穴熊
穴熊囲いの中でも最も堅さが劣るりますね。
個人的には本矢倉囲いの方が堅いのではないかと感じています。
理由は二枚穴熊が未完成形だからです。
本来であれば穴熊囲いは金将×2枚と銀将×2枚とで守る囲いです。
ですので2枚である時点で穴熊としては不十分な未完成形な訳なんですよ。
そこで私は1つ疑問のを感じたんですよね。。
なぜ未完成形なのに使う人がいるのか?という事です。
恐らく気になったのは私だけでは無いと思います。(たぶん・・・)
ですので私は当時では一度も採用した事が無かった二枚穴熊を何度も使ってみることにしました。
百聞は一見にしかずですよね。やはり自分で実際にやってみないと分らない事があったりすると思ったんですよね。
そして60局くらい対局を行なった頃でした。
最初の頃は全く気付かなかったのですが二枚穴熊って手数の割には堅い様な気が・・・
この様な発見がありました。
やはり1手では王手がかからないという点は終盤戦では大きいですね。
その時この1手が大きいから未完成形でも使うんだと感じました。
つまりこの終盤戦での1手が未完成形である2枚穴熊を使う理由の1つなのではないかと結論づけ出来た訳です。
将棋の穴熊戦法は囲い方にたった1つのコツがある

穴熊戦法を採用して囲いを組んでいく場合は手順の中でたった1つのコツがあります。
そのコツを意識することで序盤で大差をつけられていた過去の私とはおさらばする事が出来ました。
舟囲いと同様の囲いを意識
たった1つのコツとは舟囲いと同様の囲いを意識するという事です。
もう少し詳細に説明すると駒組みの時に舟囲いの手順を頭に入れておくという事ですね。
あなたは今までこの1つのコツを意識したことがありますか?
もし無いのであれば本当に改善するべきだと思いますよ。
その理由も当然しっかりと解説しますね。
隙が無い駒組みが可能だから
舟囲いを意識する理由は隙が無い駒組みが可能だからですね。
私は今まで穴熊囲いを使用する時にこの囲い方のコツを一切無視していました。
対局相手がそこまで強者でなければ問題ありません。
しかしそれなりの実力者であれば話は違ってきます。
少しでも隙があれば色々な角度から角行を打ち込んで来て劣勢に立たされるしまう事になってしいます。
そして過去の私もそうでした。この1つのコツを知らなかったので序盤~中盤の駒組み段階で隙を作ってしまっていたんですよね。
その点舟囲いは基本的に相手に駒を打ち込む隙を与えにくいという特徴があります。
ですので私は穴熊囲いを採用して戦っていく際には舟囲いを意識して駒組みを行なう様にしてみました。
すると相手に駒の打ち込みの隙を与えにくいので以前と比較してみると明らかに序盤で劣勢に立たされる事が減少したんですよ。
これこそが穴熊戦法の時に囲い方たった1つのコツなんです。
プロ棋士の杉本和陽四段も監修済み
実は穴熊戦法の囲い方で舟囲いを意識するという事はあの杉本和陽四段も監修済みなんですよ。
つまり私1人の意見では無く将棋のプロ棋士も認めているという訳なんです。
居飛車穴熊の特徴と組み方。振り飛車穴熊との違いとは?
引用元:https://www.shogi.or.jp/column/2018/02/post_318.html
詳細は上記の記事に記載しています。
参照してみてください。
将棋の穴熊戦法は囲いの堅さが別格

将棋の数ある囲いの中で穴熊戦法はやはり堅さが別格なのではないかと思います。
穴熊の堅さに関しては将棋の初心者~上級者はもちろん更にはプロ棋士の方もご存じだと思います。
あなたも穴熊囲いが1番堅い囲いであるという1度は耳にしたことがありませんか?
なぜその様に言われるのか?理由を紹介させていただきいます。
王手がかからない
やはり王手が1手では掛からないという点が最大の理由だと思います。
他の囲い方であれば基本的に無理矢理にでも王手をかける事が可能です。
(無理矢理の王手で攻めが続くかはまた別問題ですが・・)
終盤戦では相手が捨て身覚悟で大駒を切って何とか攻めを繋いでくる可能性が高く最悪の場合はそこからピンチに陥る事がありえます。
しかし。
穴熊囲い場合は1手では王手がかかりません。
ですので自分に攻め筋があれば相手の攻撃を無視出来ます。
終盤戦で1手勝ちが可能
最終的には終盤戦で1手勝ちが可能になります。
これこそが穴熊囲いの堅さが別格だと言われる理由ですね。
王手がかからなければ負ける事は絶対にありませんからね。
将棋で相手が穴熊戦法時の崩し方は雀指し

雀指しが高攻撃力を誇る
穴熊囲いの崩し方は雀指しを圧倒的に推奨します。
その理由は穴熊囲いに対して高攻撃力を誇るからです。
雀指しは穴熊囲いに対しては本当に相性が良いです。その相性の良さは説明するまでもありません。
あなたは穴熊囲い相手に雀指しを使ってその相性を良さを体感したことがありますか?ある方は今の私のこの気持ちに共感して頂けると思います。
これは百聞は一見にしかずです。
いろいろ言う前に使って見てください。
手数がかかるから敬遠する人も多い
とはいえ。。雀指しは手数がかかります。
その結果敬遠する人が多い印象があります。
私自身も穴熊対策として雀指しを教わって勉強をした後に実践で10回ほど使った事があるのですがやはり慣れるまでは面倒に感じてしまいます。
そして最悪の場合は雀指しを組んでいる間に攻め落とされそうになることもありましたね。
それだけ手数がかかってしまいます。
だからこそ敬遠する人が多いんですよね。
ですが練習すればすぐになれますよ。私の場合は30回も使わないくらいである程度使いこなせる様になりました。
当時は『これで穴熊囲いは完全に攻略出来るぞ!』と自信を持っていた記憶があります。
将棋で穴熊戦法を採用した時のメリット・デメリット

メリット→やはり堅い
将棋の穴熊囲いの最大のメリットは何より堅いという事ですね。
穴熊囲いの堅さについては先程紹介しましたよね。
その堅さは確実に将棋界でNO.1です。
またこのメリットに関しては多くの方がもう認知していると思うので特に深く解説する必要も無いと思います。
詳細は本記事の別箇所に記載しているのでそちらを参照してください。
デメリット→手数がかかる
将棋の穴熊囲いのデメリットは手数がかかるという事ですね。
手数がかかってしまうという点に関しては私も大きなデメリットと感じています。
むしろ唯一の難点で改善すべき点だとも考えられると思います。
理由はかかりすぎる手数が原因で駒組みの間で相手の攻撃を受けてしまうからです。
私は穴熊囲いを勉強したばかりの頃に序盤の駒組みを行なっている最中に一気に攻め落とされるという事が本当によくあったんですよね。
ですが掛かりすぎる手数以外では特にデメリットと感じる事は基本的になかった様に感じます。
将棋の穴熊戦法はたった1つだけ注意点があると思う

角交換なら穴熊に囲うな
結論から言うと角交換を行なってはいけません。
もちろんですが明確な理由があります。
理由は
穴熊戦法は守り駒が1カ所に集中してしまう囲いだからです。
将棋を指している中で感じるのですが駒が1カ所に集中すると相手に打ち込みの隙を多く与えてしまうと思います。
穴熊囲いは堅さが売りの戦法なのでしっかり囲いが完成しているれば打ち込み1手で劣勢に立たされる事はないでしょう。
とはいえ自陣に駒を打ち込まれて良い気分はしませんよね?
最悪の場合はそこからピンチを招いてしまい負けてしまう事もあります。
だからこそ将棋の穴熊戦法を囲いとして採用する時は角交換をしてはいけないと思う訳ですね。
最後に
今回は将棋の穴熊戦法について紹介させて頂きました。
穴熊囲いは他の数ある囲いと比較しても最高クラスの堅さを誇ります。ですのでプロ棋士での対局でも頻繁に使われますよ。
プロが使うという事はそれだけ優秀だと言えると思いませんか??
ですので是非とも将棋の穴熊戦法を習得してみはいかがでしょうか?